うつ病でも在宅勤務で生活リズムを乱さず仕事するには

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■うつ病でも在宅勤務でで生活リズムを乱さず仕事するには

この記事の記載時はコロナの影響もあって最近テレワークや在宅勤務が普及してますね。

うつ病と闘病されてる方にとっては、在宅勤務は気持ち的に楽かもしれません。

しかし、今までと異なる生活リズムになるので対応できるように準備しておきましょう。

月の勤務時間が確保できてればいいや、と深夜にPCを立ち上げていては自己管理能力がないとみなされるだけでなく、病状の悪化を招きます。
参考:生活リズムについて別記事でまとめています。

この記事では、私も心がけている、在宅勤務導入初期段階に使える生活リズムを乱さない工夫についてご紹介します。

メンタル不調で生活リズムが乱れがちな方向けに記載していますが、在宅勤務する方全般で参考にしていただけると思います。


■事前の準備

勤め先によって在宅勤務の運用方針は異なると思いますが、次のような準備をしておきましょう。

在宅勤務の一般的な準備というよりは、うつ病などメンタル不調からまだ上手く考えを纏めにくい方向けのものになります。(似た感じにはなりますが)

番号は本記事では通し番号にして10点までにしたいと思います。
1:1− 2週間くらいで在宅勤務予定日決め
理由:突発で決めない。個人の予定とのアンマッチを確認する。

2:在宅勤務に必要な備品(PCなど)専用の袋を用意。
理由:ノートPCの電源を忘れたら厄介。在宅→出社時はその袋を持っていけば出社時も忘れ物がない。

3:予定表に入っていても上司に「明日は在宅勤務/出社予定です」と伝える。
理由:周りが安心します。またうっかり勘違いや、直近の業務依頼で予定変更していないか確認できます。

4:在宅勤務で行う予定の作業を纏めておく。必要なら上司にチェックしてもらう。
理由:在宅ではできない仕事が含まれてないか?家で混乱してやることがわからなくなってしまわないように。また、勤務時間も【定時に勤務開始し、定時に終える】など決めておくと良いでしょう。
全部やる必要はないと思いますが、ここまでやっておけば安心です。

ちなみに、在宅勤務なのにPCの電源忘れたりは誰にでも”あるある”なので2はお勧めです。


■在宅勤務 当日

いつもと同じ時間に起床しましょう。

生活リズムを乱さないため。ここで乱してしまうと、出社する時に苦労してしまいます。

その上で以下のような決まり事を自分で設定すると人目のない在宅勤務でもやるべき作業を混乱なく進めやすくなります。
5:通勤時間の代わりにコンビニでコーヒでも買ってくる
理由:これは一番のお勧めです。外出するので身だしなみを整える癖を維持する。
※本記事記載時は不要不急の外出は自粛が促されているので、例えばベランダなどで日光を浴びつつコーヒ・お茶を一杯飲むのも良いかと思います。

6:グループチャットで勤務開始の挨拶。
理由:上司からすると、例えば体調問題から遅刻しがちといったメンバーの在宅勤務(上司の管理外での勤務)というのは不安があります。ちゃんとやれてることが伝わるようにしましょう。

7:午前中にやるものと午後にやるものを決める。
理由:タスク達成だけの目的ではなく、逆に「早くやらなくては!」と焦らないため。例えば、頑張りすぎて作業は終わったら躁状態とならないように。

■在宅勤務終了時

突発に発生する業務もあると思いますが、通常であれば7までの作業をやっていればその回収作業で終えられます。
8:4で上司と決めた時間で終了。
理由:明日でもよい作業は明日やる。気になるならメール等で「明日で良いですか?」と確認して気持ち的な不安は解消しておく。一番悪いのは不安に駆られて延々の作業(残業)し続けてしまうこと。

9:終了報告とシャットダウン
理由:上司、同僚に作業終了と伝えPCはシャットダウン。もう作業できないようにする。

10:2で用意した袋にPCなど備品をしまう。
理由:備品の紛失や、翌日出社時に忘れ物がないように。気分的な仕事モードを終了させるため、翌日も在宅勤務でもしまう。

■まとめ

今回の記事では、生活リズムが乱れてしまいがちな方向けにすぐてきる工夫をご紹介しました。

もともと、在宅勤務・テレワークを取り入れている企業ではそれようのシステム・ツールがあると思います。

そのシステムやツール自体に様々な工夫が組込まれていると思いますので、それに従いましょう。

様々な事例から作られたシステム・ツールでしょうから、この記事で紹介した工夫以上のものもあると思います。

もし不足する部分があれば、今回紹介したようなことを取り入れると良いでしょう。

また、管理職向けにがメンタル不調者をケアするための記事も書いていますので是非ご参照ください。

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