メンタル不調の時に使える仕事の断り方と対処法

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メンタル不調の時に使える仕事の断り方と対処法

こんにちは、ちくわぶです。

「それって私の仕事?」という仕事を押し付けてくる人っていますね。

断るべきだな~と分かっていても、それを面と向かって言うのがストレスだったりします。

特にうつ病といったメンタル不調を抱えてる私のような人にとっては人一倍言いづらかったり、逆に感情が高まって「それはうちの仕事じゃないでしょ!」と怒りとなってしまう場合もあります。(ありました。)

結論から言って、まだメンタルが万全じゃない間は、自分への指示系統は極力上司かそれに相当する人に一本化しましょう。

完全に一本化できなくてもそう心がけるだけで大分違います。

この記事では、無理な仕事を振られそうだけど直接断りにくいシーンでストレスなく使える回答例と、なぜ指示系統を上司に一本化するのかの理由についてご紹介します。

"無理な仕事"とは?

こんなツィートをしました。
業務の対応要否は責務の有無にあるというのは分かりやすい話かなと思います。
(まぁこれはツィートをブログに埋め込むのをやってみたかっただけ、、、だったり)

「責務」のある業務とは、部門や個人の部門目標やKPIになっている、あるいは関連しているということです。

今回の記事で紹介する"無理な仕事"とは、責務がないにも関わらず押し付けられそうな仕事のことを意味しています。

参考(KPIとは)

KPI(Key Performance Indicator)とは、簡単に言えば部門としての目標や責務です。

例えば下記のようなものです。
今期、新規顧客獲得〇〇件を達成するため、通常顧客対応とは別に、新規顧客に月1回以上のプレゼンを実施します。

責務がある(KPIに関わる)なら基本的に「やらない」という選択筋はないです。

いわゆる、上司からのむちゃぶりな作業も、部門の「責務」を果たすわけですから関係者からリソースを融通してもらう交渉ができます。
(むちゃぶりな業務指示を、むちゃぶりなリソース要求で返すことができます)

他部門からの仕事はそもそも受けない

「これはお宅の部署で対応することでしょ」といった発言を会議で耳にすることがあります。

やや強めの口調だったりして、あたかもその作業の責任は相手の部門にあるかのような言い方だったりします。

貴方が部門目標やKPIを設定する立場なら回答すべきですし、即答できないなら「一旦持ち帰らせてください。今週中に回答します。」といった返答をした方が良いでしょう。

そういった立場でないならば、基本的に「一旦持ち帰って上司と相談させてください。」が妥当な回答です。

例えその問題を解決する能力を持っていたとしてもです。

なぜなら、部門目標・KPIに帰属する作業かどうか(責務があるかどうか)を判断するのは上司のお仕事だからです。

また、責務所在がはっきりしないまま他部門が貴方の工数を勝手に決めて良いわけがないからです。
回答例 「一旦持ち帰って上司と相談させてください。」
「上司と相談しますので明日まで回答を待ってもらえますか?」
「この件は〇〇だと思うのですが上司と相談の上で回答させてください。」
この時に更に以下のように上司と確認することをことまで言えると尚良いです。
「〇〇の件で、□□の検討を私の部門で対応可能か?を確認すればいいですか?」

このような回答をすれば、仕事を受けてもいないし、断ってもいないのでストレスが緩和されます。

その後、断ることになっても「部門内で検討した結果うちでは対応できません」と"共同声明"のようにできるので断るにしてもストレスを抑えられます。

この声明は実質的に上司からの回答でもあるので、他から異論があった場合は、上司や他の担当者を交えて再考することができます。
(一人で抱え込まないようにするのが大事です)

ちなみに、「部門内で検討した結果うちでは対応できません」だけの回答をするのは上司でも担当者でもやめておきましょう。

否定文言だけなので、相手も感情的になってしまいます。

〇〇の作業はうちでもできますが□□についてはうちでは情報がなく対応は難しいです。」
といったように、ポジティブにできることを記載しつつ、対応できない理由を併記すると相手に理解してもらいやすいです。


ここまでの話だけだと、ちょっと上司任せな印象がありますね。でも、もちろん例外もあります。

大概の一般社員の場合、明示的にでも暗黙でも上司からの信頼のもとある程度の采配を委任されている状態が多いかと思います。

その範疇であれば回答してしまっても良いのですが、メンタル不調を抱えた中、部門目標やKPIといった複雑な背景を考慮するにはストレス過多、という状況であれば上司の判断を仰ぐのが良いです、という話です。

逆を言えば、上司はどこまで担当者に裁量を持たせておくべきかよく会話しておくと良いです。
上司からの指示例 「〇〇の会議に出てもらいたいんだけど、うちの部門の懸念が出れば全部持ち帰ってきて。」
「〇〇さんが小一時間でできる作業なら受けてもいいんだけど、2~3日かかったり、顧客との調整が必要になるなら持ち帰ってきて。」
どこまで裁量を与えるか指示できるようにしておきましょう。

指示系統を上司からに一本化

前記したように、仕事を受けるかどうかの判断を上司に委ねるのには理由があります。

  1. 全ての業務は上司の指示があって発生するのが基本だから。
  2. 複数の人から指示されると板挟みにあうから。

1.は組織論の基本的なことですね。

上司が受けていない作業は"業務"ではなくボランティアワーク、それどころか最悪、勝手に自部門の工数を別の作業に使ってるとして、評価に響く可能性もあります。

2.は現実論の課題です。

先に述べたように、上司が部下に一定の裁量を委ねているというのが主な実情だと思います。

それが悪いというわけではなく、問題は他部署と自分の上司の意見が食い違った時に、板挟みになってしまうという点です。

メンタル不調を抱えてから特にこれが辛い。。。(私は)

こうした場合、すぐさま上司にバトンタッチして、部門間で調整するように相談すればよいのです。(それは分かってる)

しかし、まず上司に状況報告をするにしても、多方向から入ってくる情報を整理し、問題個所をある程度見える状況にしないことには始まりません。

【多方向から入ってくる情報を整理】、私の場合ですがメンタル不調を抱えてからはこの作業が難しくなったと感じています。

100%ではなくとも、自分への業務指示はどこからくるのか?をなるべく一本化することで、大量の情報を並行して収集・整理という負担を減らすことができます。

別の言い方をすれば、例えば、自分の業務を棚卸しようとした時、上司とのメールをみれば内容も進捗もわかるようになってるのが理想です。
(メールばかりがコミュニケーションではなありませんがあくまで例として)

上記に関連して、休職からの復職時について別記事でまとめてますので、こちらもご参照ください。


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